抗疲労とダイエットにアンセリン

カツオとマグロに豊富な成分で痛風対策にも

矢澤 一良 著 2010.10.16 発行
ISBN 978-4-89295-808-3 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)

持久力のアップにも役立つ

抗疲労とダイエットにアンセリン

アンセリンはここまで効く
アンセリンの効果は、アスリートの運動パフォーマンスの向上にも大いに有効です。とくに瞬発力を要する運動能力のアップに役立ちます。
そのことを調べた研究を紹介しましょう。
30〜46歳の男性を2つのグループに分けて、一方にはアンセリンを含有した飲料を飲んでもらい、もう一方には水を飲んでもらいました。
そして、20分後と40分後に5〜3分間の足上げ運動を実施し、筋電図を測定。筋肉の疲労度合いを測る指標として、平均パワー周波数を算出しました。
その結果、アンセリン飲料を飲んでいたグループのほうが、2回目の足上げ運動における平均パワー周波数の低下が抑えられといいます。

アンセリン入り食品でも効果が
アンセリン入りの魚肉ソーセージをアスリートに摂取してもらった研究もあります。明治フードマテリアの総合研究所が行なった研究です。
対象となったのは、剣道4段以上の腕前をもつ男女5名。アンセリン入り魚肉ソーセージを食べたときと、アンセリンを含まない魚肉ソーセージを食べたときで、疲労感にどのような違いがみられるかを比較しています(VAS法)。
その結果、5人中3人が、アンセリン入り魚肉ソーセージを食べたときのほうが、早素振り後の心拍数が低く抑えられました。
また、5人中4人は、アンセリンを摂取した翌日の疲労感がやわらいだといいます。

筋肉のダメージを防ぐ
アスリートにとって、アンセリンを日常的に摂取するメリットは他にもたくさんあります。
運動をすると体の中に活性酸素が大量に発生します。呼吸によって酸素をたくさん取り込むとともに、エネルギーの生産も活発になるためです。
そのため、運動によって増えた活性酸素が筋肉にダメージを与え、疲れやすくなったり、筋肉痛を起こしたりして運動パフォーマンスが低下します。
アンセリンをとっていると、そうした活性酸素による害を防ぐことができます。

腱と骨をしなやかに保つ
また、アスリートの中には腱を痛める人がよくいます。最悪、アキレス腱を切ってしまうこともあります。
腱を痛めると、種目によっては選手生命が脅かされかねません。
アンセリンは、腱を丈夫に保つ上でも役立ちます。
腱は、主にコラーゲンというたんぱく質でできています。コラーゲンはとても弾力に富んだ構造をしていて、腱のしなやかさを生みだす原動力となっています。
ところが、年をとったり、活性酸素により障害を受けると、コラーゲンが委縮して固くなってしまいます。その結果、腱はしなやかさを失い、傷つきやすくなるのです。
アンセリンを摂取していると、コラーゲンの酸化を抑えることができます。そして同時に、アンセリンはコラーゲンの合成をうながす働きもあるといわれています。
さらに、骨もコラーゲンが豊富な組織なので、アンセリンをとっていると骨を丈夫に保つ効果も期待できます。


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