カロペプタイドで元気もりもり

良質タンパクが血行促進、美肌、若返りに効果

大野 秀隆 著 1995.04.26 発行 ISBN 4-89295-354-7 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)

美と健康にペプタイド

カロペプタイドで元気もりもり

生命の最も本質的な構成成分は何かと言われれば、エンゲルス(ドイツの思想家)の言葉、“生命とはタンパク質の存在状態である”が思い出されます。

「カロペプチド」は、オットセイの良質なタンパク質の分解物をいいます。良質なタンパク質とは、必須アミノ酸を含み、さらに生物的活性を有するタンパク質です。「カロペプチド」は、ほかのポリペプタイドに比べると、タンパク質としての働きや、生理活性としての働きが、はるかに優れています。

私たちは生きている限り、正常で特異的な構造を積極的に維持しています。この維持のために、空気を吸い、水を飲み、食べ物をとります。空気や水には特異性がなく、共通性を持っていますが、食物はすべて、それぞれの食物としての特異性を持っています。たとえば、牛乳は牛乳としての特異性、魚肉は魚肉としての特異性があります。

私たちが食べ物を摂った場合、まずこの特異的構造を体内で徹底的に破壊して、特異性のない低分子化合物にして、つまり“消化して”から吸収し、それを素材として自分の正常な特異的構造をつくりあげます。ですから、いくら牛肉を食べても牛乳を飲んでも、牛になる心配はないのです。

すなわちタンパク質は、生物が違うごとに異なっていて、それぞれのタンパク質は一般に種特異的であり、種特異性は生体高分子のレベルまで存在しますが、低分子化合物になりますと、もう種特異性はなくなります。“消化”の本質は、種特異性のある高分子化合物を分解し、特異性のない低分子化合物にすることなのです。ですから、タンパク質という高分子化合物は、アミノ酸という低分子化合物に分解されて吸収されます。

私たちの健康のもとは食物にあります。成人病をはじめ現代病といわれるものは、食物の間違いに基づく「食源病」です。成人病がどんどん若年化してきており、これが寿命短縮の最大要因となっています。成人病は、すべてが身体そのものの変質によっておきる病気です。

「カロペプチド」すなわち良質なタンパク質を取り入れることは、成人病予防に役立ちます。

 私は文筆家ではないので、だいぶ専門的な文章でわかりにくいかと思います。それでも本書から、生物が生きていく上でタンパク質がいかに重要な栄養素であるかを読みとっていただければ、嬉しく思います。

なお、「ペプタイド」は「ペプチド」とも表音されます。英表記すればPeptideです。本書では、この両方を使っていますが、読者の好きなほうで、読んでいただければよいと思います。

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