
血圧降下+心臓を保護する作用
かつお節オリゴペプチドには、血圧降下と同時に、心臓を保護する作用も期待されています。というのも、かつお節オリゴペプチドと同じACE阻害活性をもつ降圧薬(ACE阻害剤)にそうした作用が認められているからです。
例えば外国の医療機関では、ACE阻害剤を、血圧を下げるためより、むしろ血圧上昇にともなう心不全の予防薬として重視しています。最近は日本でも、このような使用法に着目する医者が増えてきました。
今後の研究データに期待!
また、ACE阻害剤は、心臓移植の分野でも注目されています。心臓移植をしなければならないような人にACE阻害剤を与えると、心臓の機能がある程度維持されて移植を先延ばしできるという報告も出ているのです。
かつお節オリゴペプチドにも、ACE阻害剤と同様の効果があるとすれば、高血圧にともなう心臓障害の予防に役立ちます。
今後の研究データが待たれるところです。