体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン

肥満解消、生活習慣病予防、運動能力向上に貢献

田島 眞 著 2004.06.24 発行 ISBN 4-89295-448-9 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)

L―カルニチンは脂肪の燃焼を促す

体脂肪を燃やし、運動能力を高めるL−カルニチン”

脂肪が燃えるしくみ
L−カルニチンは、体脂肪の燃焼を促す働きがあります。少し専門的な説明になりますが、それは次のようなしくみによります。
内蔵や皮下に貯まっている体脂肪は、グリセリンと脂肪酸がくっついた「中性脂肪」の形で存在します。それが体を動かすなどして体温が上昇したり、アドレナリンなどのホルモンが分泌されると、脂肪酸がグリセリンから離れて「遊離型」の脂肪酸となり、その遊離脂肪酸が血液にのって筋肉に運ばれます。
そして筋肉に到達した脂肪酸は、筋肉細胞中のミトコンドリアと呼ばれる、いわば「エネルギーの発電所」へ送られて燃やされます。これにより、私たちが生きるエネルギーが生み出されるわけです。

L−カルニチンはここに効く
L−カルニチンは、筋肉細胞の中に入ってきた脂肪酸を出迎えて、ミトコンドリア内部へ運搬する役目を担っています。ミトコンドリアは二重の膜で覆われた構造をしていますが、脂肪酸(長鎖脂肪酸)がその膜を通過するにはL−カルニチンの助けが不可欠なのです。
したがって、L−カルニチンが不足すると、脂肪酸を効率よくエネルギーとして利用できなくなります。体内のL−カルニチンが減ると、疲れやすくなるのはこのためです。

無理なく自然に減量が果たせる
加えて、L−カルニチンの不足により、筋肉で燃やされずに残った脂肪酸は、再び内臓や皮下の脂肪組織に戻され、蓄積されます。こうしたことが繰り返されれば、体脂肪がどんどん蓄積されて肥満が増長されます。
食事の量を減らしても、運動に励んでも体重がなかなか減らない人は、まさにこういう状態にあるわけです。

逆に、L−カルニチンを十分に補給すれば、体に貯まっている脂肪は順次エネルギーとして燃焼されます。つまり、無理なく自然に減量できるわけです。

また、L−カルニチンが体内に豊富なら、食事でとった脂肪もすみやかに燃やされるので、体脂肪がつきにくくなります。太りにくい体質になるのです。


その他のアミノ酸関連書籍